オーボエ奏者 藤井貴宏ウェブサイトTAKAHIRO FUJII

実績

メディア情報

  • 2017年3月、カッセル(ドイツ)の日刊紙ヘッシシェ/ニーダーゼヒジッシェ・アルゲマイネに掲載されました。
    サンサーンスのオーボエソナタでは多様なカデンツァを提示し、早いパッセージでは滴のように音がキラキラと光り、彼のオーボエは歌心あふれる音を伴った演奏だった。(2017年3月 Hessische/Niedersächsische Allgemeineより抜粋し翻訳)
  • 2016年11月11日、陸奥新報に、藤井貴宏オーボエリサイタルについての記事が掲載されました。
    山田耕筰の歌曲ではオーボエはきわめて抑えた音色で、自らが歌うよりはむしろ、聴く者の心の中の歌に寄り添った。ハースの「オーボエ組曲」では演奏が悲愴と激情に満ち、かつ、一条の光をもたらすかのように聴衆を魅了したのは、作曲の背景ゆえではなく、奏者たちがそのように表現したからである。緊張感がいや増し、ついに張り裂け、すべてが遠のいてゆく。それでも明るい和音で終ったときには心から安堵せずにはいられなかった。それはまさに音楽に取り込まれ同じ時間を共にした故の共感だったと思う。(2016年11月 陸奥新報掲載記事より抜粋)

企画コンサート

音楽をより身近に楽しんでもらいたいという思いで取り組んできた企画コンサートです。不定期で開催しています。

  • son-créer

    SON CRÉER(ソン・クレール)

    “son-créer”(ソン・クレール)とは、 フランス語のson「音」とcréer「創造する」とを合わせた造語です。
    意味をあえてあげるのなら、 音の創造、 もしくは創造する音楽、ということになるでしょう。
    この“son-créer”と名付けられた演奏会は、ただ単に演奏することだけを目的としてはいません。第一に目指したのは聴き手の方々とのコミュニケーションです。音楽は演奏する側だけでは成立しません。音を出しているのは演奏家ですが、満たされた響きそのものは、聴き手の方々の反応があって初めて完成するものだ、と考えます。 賞賛でも非難でも、そうした聴く立場の温度を感じて、音楽とは成り立つものなのではないのでしょうか。
    聴き手とともに音楽空間をつくる。 演奏家として音をつくる。
    この演奏会は、それらを追求し始めた“troubadour”「トルバドゥール」─現代の吟遊詩人たちからのメッセージです。

  • son-créer

    Sweet Clssic(スウィートクラシック)

    「クラシックなんて…」、「聴き方がわからない」、「CDは聴くけれど本番はちょっと…」そのように感じる方にクラシックにもっと親しんでいただきたいと思い、「だれでもわかるクラシック」をコンセプトにした演奏会を企画しました。同じ時間に、同じ場所で、同じ音楽を演奏者と聴き手の皆さんとで共有できるあたたかな空間(演奏会)を創りたいと考えています。